女性候補者の選挙必勝ビジュアル戦略②

本日は年末ですが前回の続き「女性候補者の髪型戦略」についてです。手前味噌で恐縮ですが、なかなか選挙の女性候補専用のノウハウは体系化が少なく、世に出ない貴重なコンテンツだと思います。昨日に引き続き参ります。前号含め写真撮影前の確認やご自身のイメージ戦略でのお悩み解決のヒントになればと思います。本日は見た目年齢を意識した内容でお伝えしていきます。と言いますのも、今回引用の書籍「女の運命は髪で変わる」の著者は 40 歳以上の女性の方の見た目年齢は髪で決まる。他のことにお金をかけるよりも髪を優先したほうが、若々しく美しく見えると言います。年齢よりもずっと若く見える髪には3つの特徴があります。

女性モデルの撮影現場で、どんな女性でも5歳老けて見える毛があります。これが、セットがくずれて、顔の周りに落ちた一本毛です、しかもそれが、”ちょびうねり” でツイストしてたりウェーブかかっていると、さらに老けて見えます。これを著者は「老け毛」と呼んでいて、昔のドラマ「おしん」の主人公のような生活に疲れた女性を表現するときに、セットを乱して、顔のまわりに1本毛を縮れさせて落とした「老け毛」を使っています。セットで乱れて顔にかかる「老い毛」は疲れや老け感を演出しています。
顔にっかかる毛意外にもうなじのはみ出した毛なども抜け感、老け感を誘いますので、セットはブランディングに沿って意識しましょう。

また、ほかにも紹介しますと…
●髪のボリュームで55歳若く見せるポイント
実はこのボリュームこそ髪の触り方ひとつでコントロールできるものです。

まず印象を一番左右する前髪でボリュームを出す方法は、前髪をドライヤーで乾かすときに、流したい時と反対の逆向きに髪を乾かすことです。右に前髪を流したいのであれば、一度、最初に左に引っ張ってから乾かすのです。これで簡単にふわっとボリュームを前髪に与えることができます。

●分け目の取り方で若く見せる
これは単純でできるだけ分け目をきちんとつけないほうが若々しく見えます。分け目の部分の地肌が露出すると薄いと感じます。地肌が見えなくなるように分け目をとるのですが、具体的には顔に対してまっすく分け目をとるのではなく、斜め方向に角度をつけて（例えばおでこ部分が6:4の分け目が奥のつむじ部分では5:5になる位置に斜めに分け目を作る）みると、紙を分けたときに、前髪に隠れて分け目の部分の地肌が見えなくなり、髪がふっくり見えてくるのです。また、本来のボリュームで言えばドライヤーの当て方次第。毛根から立てるように、先の前髪のように生え癖に逆らってセットします。

●マジックカラーを使う
TOPと後頭部にマジックカラーを使うのもおススメで、分け目をまたぐように毛束をとったら、頭頂部より前は前方方向、後ろは後ろ方向に毛束を巻いてボリュームをだすのです。

●ショートヘアのえり足はしめる
トップや後頭部、前髪のふんわり感を強調するには、逆にぎゅっとくびれている部分があることが重要です。ショートのえり足は首に沿うようにしっかり根元を押さえて乾かすといいです。逆にえり足が浮いてしまうと逆効果になります。

●ロングはすかすかの毛先を切ってロブにする
もしロングで毛先がすかすかでボリューム感がないとしたら、毛先を切って重めにして、ロングボブにシルエットチェンジしましょう。

もし、たいていの男性に好かれる、最大公約数的なモテ髪はなんですか?と聞かれたら、著者は迷わずS社ヘアと答えるのだそうです。S社とは皆藤愛子さんなどフリーの人気女子アナの多くが所属する事務所です。朝の情報番組の民放の顔ですね。私はよくコンサルの際には高い年齢層に支持を得るにはNHKのアナウンサーの服装や髪型、メイクを真似ましょうといっていますが、民放の女子アナの華やかさ、親近感、好感度など職業柄、数多くの人に愛されないといけない彼女たちの髪型は、最大公約数のモテ髪と断言していますが、良い得て妙だと思います。

この最強のS社ヘアの特徴を3つにまと
めると …

• 7:3分けの斜め前髪
• 清楚な雰囲気のサラサラヘア、但し毛先は内巻き
• 髪色は派手すぎないブラウン

です。前髪ぱっつんも真っ黒髪も金髪もウェーブヘアもベリーショートもいません。女子アナヘアは曲線でできているということで、斜め前髪で曲線を出し、毛先内巻きでさらに曲線を出し、髪色でやわらかさを出す見事な“女性らしい”を絵にかいたような髪型です。ぜひ参考にしてみてください。