女性候補者の髪型戦略(希少情報)
本日は「女性候補者の髪型戦略」に絞ってのお話です。男性候補者であれば、ネクタイや着こなしイメージ戦略など一通りの型はあり、色々な選挙コンサルタントがその論を展開するところですが、女性候補者向けのイメージ戦略という情報は、どこを探しても見当たりません。当社も女性候補者の選挙出馬のお手伝いをしており、そこから培った女性候補者のイメージ戦略というものを紹介し
たいと思います。そもそもの着想は、私が読んだ「女の運命は髪型で変わる」という書籍が非常に体系的に女性のイメージ戦略を語っているのに刺激を受けたことにあり、この書籍の内容を引用しながら、当社の選挙のノウハウをミックスして選挙で使える形でアレンジして解説していきます(詳細はぜひこの書籍を読むことも推奨です)。
女性のイメージ戦略で最も再現性と即効性が高いものは、書籍タイトルの通り「髪型」であり、選挙候補者においてもそれは同様です。例えば、男性のようにボーイッシュでベリーショートの女性を見て「引っ込み思案な人」と思う
人はまずいません。ゴージャスな巻き髪で現れた女性を見て「奥手な人」と思う人もいません。就職活動の時に、みんなが黒髪に染めるのは「真面目な性格で、チャラチャラしていません」ということをアピールするためです。つまり人は、髪でその人の性格(キャラクター)に先入観を持ちます。漫画家は登場人物を決める時、まず髪型と髪色から決める人が多いそうです。
髪が決まればキャラが決まって勝手に動き出す
「髪が決まればその人物のキャラが決まって勝手に動き出す。髪さえ決まればしゃべるセリフも想像がつく」のだとか…つまり私たちは、無意識に「こういう髪型をしているひとは、こういうタイプの人」と考えていることがわかります。だから、「こう見られたいと思う自分」にみせるために、一番手っ取り早いのは「髪」を変えることなのです。
髪を変えれば、それ以外のすべては後からついてきます。ここでは女性候補者として戦略的なイメージを髪型を中心に考え、あなたの当選を引き寄せるイメージ戦略のヒントをちりばめます。女性候補者の髪型戦略そのスタートは、「髪型が持つ『性格』に注目する」です。女性候補者のイメージ戦略成功の秘訣は、1どんな自分になりたいかをイメージする→2その自分に近づくためにどんな髪型がふさわしいかを考える。にあります。要するに理想の女性を思い描いて髪型を決めるということです。そして、もしなりたい自分の理想像がこの人、と特定できないようなら、理想の自分を「褒められたい言葉」で探し当てることをしてみましょう。最初はワークのようになってしまいますが、自分が褒められたい言葉を書き出せば、理想の自分について、見えてくるのではないでしょうか?やさしい、おしとやか、クール、セクシー、元気、明るい、仕事ができる、エレガント、繊細、知的 … など女性を形容する言葉がたくさんありますが、その褒められたい言葉と髪型はリンクしています。詳細はご自身の美容室でご相談されると良いかと思いますが、例えば、
| 大人っぽい | 縦長シルエット | かわいい | 丸型 |
| シャープ | 直線 | 甘く、やさしく | 曲線 |
| 前髪短い | 個性的 | ぱっつん | 若い |
| 斜め | 女らしい | 長い | 色っぽい |
| 上品、落ち着き | レイヤー控えめ | 明るい、元気 | レイヤー多め |
| 外人風 | 寒色 | しっとり、フェミニン | 暖色 |
などです。そして、女性の色気(魅力)は「先っぽ」に宿ります。爪、まつげ、髪の先、つま先 …そして、ヘアースタイルを変えるタイミングは、がけっぷちの時こそ女性はヘアスタイルを変える!マンネリ、逆風を乗り越えるため髪型を変えて挑戦。と最後の手段として髪型をいじるのもアリなのです。
女性候補のオーラは髪に宿る
ここでは実践的な、テクニックの話をします。最初に申した通り、髪型戦略は最初の戦略設定ということで、なりたい自分を想像できている状態を前提として、ここではちょっとしたコツで簡単にできる+αのテクニックを紹介します。
●女の顔は前髪で決まります。
毛先の20cmよりも前髪の1cmをどうするか?です。そして、もし分け目を作るのであれば、左右で大きな目の方を出すと両目とも大きく見えます。
●品格は「後頭部」で作る。
人気も信頼も後頭部次第とは VIP 接客業や女性管理職、アナウンサーの常識としては「後頭部をしっかり盛る」というヘアースタイルで、同性に憧れられて、男性に一目置かれる女性になれます。
●5 秒でスタイルよく見える「小アタマ」マジック
髪の見せ方をちょっと工夫するだけで小アタマになり、全身のバランスも整います。この小アタマに見える髪型とはどんな髪型かというと「ひし形」に見える髪型です。詳しく説明すると…
- トップに高さがあり分け目をぱっくり作らず分け目をぼかす
- ハチまわりがふくらんでいなく分け目から左右 1cm を指でつまんで持ち上げる
- 耳横にボリューム感がありこれはパーマではなくサイドの髪を耳にかけて広がりをみせる
- そこより下は耳横よりも幅が狭くなる
というポイントに注意して、写真撮影のときはこの1と3を瞬時に行うとすると、バランスの良い「ひし形」のシルエットの完成です。
コンプレックスの対処法は2通り
【コンプレックスを隠す方法】
●3kgやせてみえる影の落とし方
顔に落ちる影を操ることで「見た目体重」を操ることができます。例えば真ん中分けだった髪型を 6:4にして全開の額に少し前髪の影を落とすのです。これは「シェーディング効果」というメイクで細く見せたい部分の肌色を濃くして影を作る理屈と同じです。また目の横ぎりぎりを通る前髪は、額の面積を小さくみせます。丸顔が卵形に見えて、顔に影が落ちるので、顔に立体感が出て細く見えます。
また撮影を意識したものですと、ほほ骨を「命毛」で隠せば痩せて見えるというもので、前髪以外に「命毛(いのげ)」というほほ骨にかける顔まわりの毛です。実際顔の中で一番幅がある部分がほほ骨部分ですので、これを隠してほっそりみせるのですね。
【コンプレックスを隠さない】
●コンプレックスは個性やチャームポイント
コンプレックス=欠点!だから隠したい!と考えている人は多いと思います。しかしコンプレックスは実は自分からは他と違く見えるかもしれませんが、それってつまり個性、チャームポイントでもあります。八重歯やえくぼが人気のアイドルも実は学生時代はそのチャームポイントは自分では欠点で無くしたいと思っていたけど、他人の見え方は魅力的だった。というエピソードはよく聞く話です。候補者としては個性は大事です。整っていない(と本人が思っている)部分こそが、個性であり、人目を惹くポイントで、候補者としてこの上ない魅力、そしてその特徴が、人に覚えてもらう時の道しるべとなるのです。コンプレックスを活かせば武器に変わるのですね^^
実は見られているのは正面よりも横顔
そもそも論ですが、駅立ちや演説でも真正面に堂々と居座りど真ん中であなたの話を聞き続けるなんて人はあまり経験がないと思います。多くは横目でとか、候補者と視線が合わない距離や角度からあなたのことを見ている人は見ているものです。ということで、髪型も平面的に考えるのではなく、横から見られる視線も意識して立体的に想像してスタイリングする必要があります。そしてあなたの担当美容師にリクエストを伝えるにも最も大切なのは、自分の希望をちゃんと伝えること、自己開示が必要です。美容師はヘアスタイルのプロですがエスパーではないので、あなたの頭の中を説明し共有することが必要なのです。ぜひ共有したい情報としては
【美容師との 3 通りの情報共有】
- 理想の髪型の写真サンプルを 3 枚以上持参する
- 褒められたい言葉 × 髪の長さ で会話
- 普段のお手入れ方法を話す
というところを押さえてリクエストしましょう。また、ここで美容師の性別による特徴の一般論を参考までですが、男性美容師は、カットの技術や薬剤知識、男性目線を入れたモテ髪が得意な傾向です。また女性美容師は、毎日のお手入れのしやすさやナチュラルヘアを得意とする人が多いかもしれません。
