“自分は今回の選挙で当選できるのだろうか?”
これは、候補者であれば誰しも不安に思うことです。
一方、日米の有名な選挙コンサルタントでは、受け持つ選挙の当選率が9割超という驚異的な数値をたたき出します。 彼らはなぜ、9割以上の当選率をたたき出せるのでしょうか?
そこには、ある考え方があるのです。
その考え方とは、「勝てる候補者」のみを顧客にするというシンプルなもの。
彼らは”事前の目利き”でその人が当選するか否かを判断し、顧客とするかを決めているのです。
最初の問い「自分は今回の選挙で当選できるのだろうか?」において、選挙のトップコンサルタントたちは、事前にかなりの精度でその当落を見抜くことができるということです。
では、どうやってその選挙コンサルタントは、未来の選挙の当落を予測できるのでしょうか?
自身の出馬シミュレーションをしよう
選挙はルールの下、相手より1票でも多く集票することが勝利の条件です。
そんな”勝利の条件を満たせるのか”のシミュレーションをするに当たっては、事前の情報収集が何よりも大切。
収集する情報は3つ。 (いずれもネットか役所に問合せで、無料で調べられるレベルです)。
過去の選挙結果 (過去3回以上)
現職の情報
地場固有の問題
この中で、ライバルとなる現職情報や選挙区地場の情報は当然調べるとして、「1.過去の選挙結果を収集分析する」は最も重要で、ここから色々なことが分かりますので、今回はここに絞ってそのコツを紹介します。
(他の2つが気になる方は、お気軽にご相談下さい)
“1.過去の選挙結果”からはあなたが目指すべきゴール、当選するために要する予想当選得票数を調べます。
“過去の選挙結果”については、ネット検索や役所で確認できます。
予想方法は、前回の最低得票数当選者の得票数+1 (または、過去の最低得票数当選者の得票数平均+1)、たとえば、以下が過去の選挙結果だったとします。
今回の選挙の”予想当選得票数”1003票を目指して、「それ以上を集票するためにどうするのか?」を、具体的なアクションプランに落とし込んで考えていくのです。
こうやって、選挙のプロは事前の当落予測を過去のデータ、地場の情報などを元に考察し、「勝たせられるかどうか?」をシミュレーションしているのです。
ちなみに、これはあくまでシミュレーションの例です。
プロに依頼すれば、当選などの選挙世論調査は、より高い精度が期待できますが、数十万、数百万の報酬がかかるものです。
このノウハウは無料情報ではありますが、最初の出馬シミュレーションとして参考に自身で分析してみてはいかがでしょうか?