■選挙体験記 -青柳信義 宮城県黒川郡富谷町議員に聞く

2015年8月30日、宮城県黒川郡富谷町議員選挙で初当選された青柳信義さんにお話を伺いました。

もくじ 
  1. 1.出馬までの経緯と選挙戦について
  2. 2.選挙用品ドットコムと、選挙用品について
  3. 3.今後出馬される方へのメッセージ


1.出馬までの経緯と選挙戦について

--  青柳様のご経歴を、簡単にご紹介ください。

東北学院大学卒業してから、OA機器販売会社で営業の仕事など長く勤めました。
平成元年に開発された団地でいち早く住まいを構え、町内会立ち上げ当時より役員としての活動を
行ってきました。直近の3年間は町内会の副会長として地元の皆様と住みやすい街づくりを行って
います。
立候補を決意してから、2011年9月に56歳で早期退社しました。その後8か月間の充電期間により心身ともにリフレッシュすることができ、翌年2012年5月には比較的時間の融通がつく第二の職場に恵まれ、選挙直前3か月前の5月までサラリーマン生活を送りました。


--  町議選への立候補のきっかけは?

2011年の震災が起こったことで、すぐに動けない町の対応に不満があることを強く感じました。水道水の復旧に関していえば同じ町内でありながら3日程度ですぐに通水したところもありましたが。私の住んでいる団地は水道の復旧に3週間ほど要しました。この時に住民の声を町に届ける必要性を感じました。
しかし、町内会を良くしようとしても町内会副会長としては限度があり、更に当町内会は45自治会の
うち5番目に人口の多い自治会にもかかわらず、いまだかつて町議に立候補した人がいませんでした。
自分の住んでいる街を良くすることにより町全体が良くなると確信し、もっと住みやすい街を作るため
地域の代表として名乗りをあげる事を決意しました。そして、4年前の町議選挙の時に、自ら立候補
したい旨を町内会の幹部に相談しました。


--  町議選に立候補するにあたり、何か迷われたことはありましたか。

町内会会長はじめ、役員の方々に応援して頂けることになり、特段迷いはありませんでした。


--  家族、周囲の方には相談されましたか。

勿論です。
妻は、言い出したら聞かない私の性格を理解しているので、半分あきらめの心境のようでしたが、常に事務所に控えていてくれたり、陰になり日向になり支えてくれてとても心強かったです。息子と娘は、今は独立をし離れた土地で過ごしており「お母さんに迷惑をかけないように」と念を押されはしましたが、見守ってくれました。
友人、地域の方には、町内会の役員を長年やっていたこともあり「青柳さんなら任せて安心」という声が多く、スポーツクラブを中心とした各サークルのメンバーには非常に好意的に応援して頂きました。


--  実際に選挙戦が始まってみて、どのようにお感じになりましたか。

町内会の役員で後援会会長・後援会副会長・選対本部長を決めましたが、全員が選挙未経験ということもあり、手探りで始まりました。
選挙活動は何をやるべきかが分からず、選挙用品ドットコムのニュースレターや、選挙用品ドットコム代表の著書「28歳で政治家になる方法」などは非常に役立ちました。記載されていたスケジュールなどもとても参考になりました。


--  準備はいつごろから始めましたか。

立候補を決めた4年前より、地域の方・各サークルの方たちには、住みやすい街づくりと市制に向けて役に立ちたいと告知をしました。
1年前に顔写真入りの名刺を作成し、半年前より町内会600世帯をどぶ板訪問を開始しています。


--  サポートする方々はどのくらいいらっしゃいましたか。

町内会の役員・今まで携わってきた町内会の役員で10名くらいです。敬老会の方々や、各サークルの方々にも依頼しました。町議選への立候補を決めた4年前からの準備期間で、ゆるやかに支援者が増えていきましたが、サポートメンバーは、一時的に手伝いをしてくれる方なども含め14〜15名程となり、今振り返れば選挙の3ヶ月前には特に支援者が増えていったように思います。
選挙ハガキの宛名を手書きではなくプリンターで印刷したり、できる限り人の手を掛けないように工夫はしましたが、後援会へ入会してくれた方への挨拶への同行や、事務所に訪問者がいらした際に待機してもらうよう婦人部にお願いをしたりと、人の協力が欠かせない場面がたくさんありサポートは大変助かりました。

そして、事務所開きをした際には120人もの人が集まってくれました。歴代の町内会メンバーや、スポーツクラブのメンバー、退職した会社の仲間達・元同僚なども一堂に会してくれました。驚きましたし、多くの方にご支援を頂いているのを実感しました。とても嬉しかったです。


--  主に、どのような選挙活動を行いましたか。重視したポイントは何でしたか?

どぶ板選挙に徹しました。選挙区域2000世帯のうち、始めは町内会600世帯をどぶ板で訪問し、後援会入会頂いた方、さらにそこから紹介を頂いた方へと訪問の幅を広げています。
まずは何よりも自分の町内会からご挨拶を、という思いから始まっています。
活動当初はまだ会社へ勤めていましたので、自分の休日であり、訪問先の方々も休日で在宅しているであろう「土日」に活動を絞りました。1日あたり20〜30件ペースだったと思いますが、結果的には全体の7割ほどご挨拶が出来たように思います。

また、毎朝6時から9時まで辻立をしました。道路沿いや、時にはスーパーの脇などでも。
今までも行っていた交通整理の活動をした時に、子供達が立札看板の名前を覚えて「青柳さんだ!」と声を掛けてくれるなど、活動を経て現れる変化を嬉しく感じる事もありました。車に乗っている方からクラクションで挨拶を頂いたり、声を掛けて頂いたりと、手応えを感じることもありました。
家に帰ってからも名簿の整理などをしつつ、地域の地図にマーカーを引いたりしながら時間を無駄に
しないように活動計画を立てました。


--  選挙は長丁場ですから、ペース配分が必要だと思います。長丁場を闘い切る秘訣を、1つだけ教えてください。

妻や家族の理解と、選対本部長などコアになって頂ける方との信頼関係が大事です。
私が事務所を留守にすることが多いので、妻が居てくれてとても心強かったですし、選対本部長をはじめとした後援会代表の方々には、自陣営をまとめて頂きました。たくさんの人が集まればそれだけの
意見があるもので、電話をかけること一つとっても活動の方向性が違います。それをまとめ、一致団結の力に変えてくれたのは大きな勢いとなりました。
そのおかげで、選挙中には大きなトラブルなどなく、無事に乗り切ることが出来ました。


2.選挙用品ドットコムと、選挙用品について

--  選挙用品はどのように揃えましたか。

まずは名刺を用意しようと思い、選挙1年前に「とりあえず作ろう」という感覚でスマホで写真を撮って
選挙用品ドットコムへお願いをしました。
その時に田村代表より直接連絡があり「写真は名刺、リーフレット、ポスターまで同じ写真を使うのが
王道」というアドバイスをもらいました。結果的に、イメージカラーも相まって「名刺」「リーフレット」
「ポスター」を一連のイメージとして訴えることが出来ました。
その時のアドバイスで信頼できると思い、最終的には「名刺」「立札看板」「リーフレット」「ハガキ」
「ポスター」「たすき」をお願いしました。
選挙専門の会社なので、PRはもちろん法令の部分も安心して頼めたというところも大きいです。


--  選挙用品ドットコムを利用して良かった点はありますか?

メールのレスポンスが非常に速く、とても良かったです。
自分の空いた時間を利用して返信が出来、メールの履歴が残るので状況も掴みやすかった。特段不安に感じることもなく、印刷物の作成など変更に変更を重ねた依頼にも早急な対応をして頂き大変助かりました。


--  これから選挙用品をそろえる方に、アドバイスなどがあれば、お教えください。

一貫性を持つためにも名刺・リーフレット・ハガキ・ポスターなど統一した業者に依頼した方が良いと
思います。リーフレットに関しては選挙活動中に施策など訴えることのできる唯一の手段なのでしっかりしたものを作成した方が良いです。


3.今後出馬される方へのメッセージ

--  当選確実の知らせを、どこで、どのような方々と一緒に聞きましたか。

選挙事務所でスタッフと町内会の役員さん約30人で聞きました。初めての選挙、初めての経験で
スタッフ全員に戸惑いがありましたが、「手作りの選挙」ということで結束力が高まったことが、勝因だと考えています。

投票日は「やるべきことは全てやりきった!」という気持ちで、久しぶりにスポーツジムで汗を流しました。
当選の知らせを受けて選挙を終え、肉体的にも精神的にもとても疲れを感じましたが、選挙を通じて私自身にも変化があり、投票日の翌日から早速御礼の辻立ちも行いましたし、行動・言動ともに公人としての自覚を持つようになりました。


--  「将来は自分も町議選に挑戦したい」と考える政治家志望者や若手政治家に、何かメッセージをお願いいたします。

一人では何もできないので、応援して頂けるスタッフをいかに多く作るかが大切です。


--  これから取り組みたいことを教えてください。

公約の実現、来年10月の市制に向けて住民の意見を反映させたいです。
若い世代の意見、高齢者の意見を繋ぎ伝えること。また、立候補のきっかけとなった震災の対応、防災協定に関しても対策をしたいですし、待機児童などの問題にも尽力したいです。


--  青柳様にとって政治とは?

「住民と町を繋ぐパイプ役」です。



--  本日はお忙しい中、ありがとうございました。



※ 取材日時 2015年10月