■  選挙体験記 - 佐々木きえ 大阪府・河南町議会議員に聞く



平成24年9月23日の大阪府・河南町議会議員選挙に初出馬、初当選した佐々木きえさん(32歳)。2人の小学生のお母さんです。若いママ(女性)候補者として、どのような作戦で戦ったのか詳しく伺いました。

もくじ 
  1. 佐々木きえさんのご紹介
  2. 政治活動・選挙運動のアウトラインと選挙費用
  3. 当選の決め手「挨拶回り」のポイント
  4. 「人気がある」とうわさになる〜なぜ、挨拶回りが評価されたのか
  5. 挨拶回りのフォローと、遊説・テーマカラーについての注意点
  6. 「(若い女性候補者は)頼りない」イメージを払拭する
  7. 選挙・家事・育児の両立
  8. 選挙用品店はこうして選んだ
  9. 政治活動用チラシ〜読む気にさせたデザインの決め手
  10. 選挙用品はスピード対応で時間節約、選挙プロのアドバイスでミス防止
  11. 最大の勝因は…
  12. 今後の抱負


■ 佐々木きえさんのご紹介

-- まず、自己紹介をお願いいたします。 

河南町出身、河南町議会議員の佐々木きえです。議員職に就く前は、塾の講師でした。
原発撤廃を訴える市民団体「おとんとおかんの原発いらん宣言2011」の南大阪代表も務めています。 会社員の夫、小学5年生の長女、小学4年生の長男という4人家族の母親でもあります。

-- 出馬までの経緯をお聞かせください。

直接のきっかけは、知り合いの前町議会議員さんから出馬を打診されたこと。
常々「母親の気持ちを実感できる女性議員が必要だ」と感じていました。それで、「出馬の機会が巡ってきたのだから、挑戦してみようか」と考えたんです。

私にとって、議員は塾の講師と同じく、職業の一つ。出馬も自然体で決めました。子どもの頃からずっと、教師である両親と市民活動に参加してきたし、周りから「大きくなったら政治家になれば」と言われて育ったからでしょう。

■ 政治活動・選挙運動のアウトラインと選挙費用

-- 選挙では、どのようなテーマを掲げ、ご自身のどういった点をアピールして戦いましたか。

テーマは「子どもの未来を守る」。東日本大震災後を生きる母親の願いです。
候補者の中で、私はただ一人の女性であり、唯一の30代、共稼ぎで家族を支える母親。一方、男性候補者は一番若い方が46歳。大地主など地元の名士が目立ちました。「女性」、「若さ」、「市民派」は他の候補者にはない私の個性。差別化するために、この3点をアピールポイントに決めました。

-- 「子どもの未来を守る」をテーマに、どのような政治活動、選挙運動を行いましたか。

政治活動はポスティングと挨拶回り。
選挙運動は、挨拶回りを続けながら、ポスター貼り、電話作戦、公選ハガキ(※)出し、選挙カーによる遊説を行いました。 駅など大勢の人が集まる場所がないので、辻立ちは行いませんでした。ツイッター、ブログ、フェイスブックは利用しました。

特に力を入れたのが挨拶回り。ご挨拶に伺った後は、電話作戦、公選ハガキでフォローして票に結びつけていきました。
政治活動、選挙運動を支えてくれたのは、主に、市民団体「おとんとおかんの原発いらん宣言2011」の仲間約30人、私の両親、姉です。 選挙費用は60万円近くかかりました。「めちゃくちゃ安い」そうです(笑)。

※:公選ハガキ:選挙運動期間に、有権者に出せる投票依頼ハガキ。公職選挙法で枚数が制限されている。直接ポストへ投函すると文書違反となる。

■ 当選の決め手「挨拶回り」のポイント

-- 主な政治活動や選挙運動を具体的にどう進めていったのか、お聞かせください。

ポスティングはほぼ全て両親が担当し、約6,000戸に撒いてくれました。 挨拶回りは、私と姉の小中学校時代の同級生、私の子どもたちの同級生のお母さんたち、佐々木きえ後援会会長を引き受けて下さった前町議会議員さんの、後援会会員などを中心に行いました。予定していたより早く回り終えてしまったので、途中から飛び込みでご挨拶に伺いました。知人の紹介で伺う時を除いて、私一人で挨拶に回りました。

-- どのようにご挨拶されていったのですか。

「河南町で頑張ろうと思っている佐々木きえです」(※「政治活動のNG表現」参照)とご挨拶して、政治活動用チラシ(※)を置いて帰る感じです。

※政治活動のNG表現:告示前の政治活動期間に、下記の表現をすると公選法違反!
「28歳で政治家になる方法」(P161〜P162)より
×違反:立候補する旨や投票依頼を含む表現→<例>「立候補します」「出馬します」「投票ください」「1票をお願いします」
◎OK:政治に関する立場を表明、啓蒙する表現→<例>「○○市のごみ問題をどうしたい」「○○市の子育て問題に取り組んでいる」
※政治活動用チラシ:市の課題や活動の様子を中心にまとめたもの。ポスティングなど、不特定多数に配る「頒布」も可能。一方、入会案内(後援会の入会申込書などを揃えた資料)などは特定の人への手配りが基本で、頒布は禁止されている。

-- 先ほど飛び込みでも挨拶されたということでした。どういう地域を飛び込み先に選ばれたのでしょう。

新興住宅地です。 古くからの住宅地では、地縁、血縁で候補者を選びがちですから。私も新興住宅地の住民。「○○に住んでいる佐々木です」と、飛び込み先の方にもなじみのある地名を挙げると、親近感を持ってもらえる感じでした。

-- 挨拶回りの時の服装はどうされましたか。

Tシャツ姿で
若さをアピール
真夏でしたので、Tシャツにチノパンでした。 他の男性候補者はスーツやシャツでしたが、私は歩いて回っていたのでスーツやシャツは無理。Tシャツとチノパンなら、清潔感があって、万人に受け入れられやすく、若さのアピールにもつながる。遊説中も、仲間ともどもTシャツ姿でした。

-- 挨拶に伺った先の反応はいかがでしたか。Tシャツ姿は、他の候補者と比べ、かなりカジュアルな服装です。特に、年配の有権者から服装について意見はありましたか。

どなたからも、服装についてのダメ出しはありませんでした。 女性は概ね応援モード。「女の人、一人しかいてないから」、「女の人やし」と同性だから味方してくださる感じでした。昼間に回っていたため、あまり男性にはお会いしませんでしたが、男性の中には握手するととても喜んでくださる方もいらっしゃいました。ご挨拶に伺って嫌がられたり、「うちには、こんでええで」と冷たくあしらわれることも、よくありました。

-- 挨拶回りの時に、意識していたことはありますか。

高齢者の方に「お困りのことがあったら教えて欲しい」と言って、ご意見を伺うようにしていました。
選挙用品ドットコムの田村代表の本(「28歳で政治家になる方法」)に、「高齢者層を無視しては選挙に勝てない」、「若手候補者は、高齢者が寄り付きがたい雰囲気を作りがち」とありました。それで、高齢者の方のお役に立つために、直にお困りごとを聞こうと考えたんです。
また、チラシ、ポスター、遊説などでは、自分のテーマ「子どもの未来をまもる」をメインに訴えていたので、挨拶回りでは、テーマ以外の問題について、どう考えているかを補足するようにしました。
高齢者の方は、いろいろなお困りごとを話してくださいました。「子どもの未来をまもりたい」というチラシを読んでくださった方から、「子どものことだけでは、あかんのやで」と意見されたこともありました。この方には、町政についての自分の考えをお伝えし、ご理解いただきました。

・「選挙以前に落選する4種類のタイプ」:高齢者層をあなどっている人(P88)
・「当落を左右する選挙組織論」:高齢者が応援しやすい組織構成がカギ(P122)
「28歳で政治家になる方法」より


■ 「人気がある」とうわさになる〜なぜ、挨拶回りが評価されたのか

-- ところで、そもそもなぜ挨拶回りに一番力を入れることにしたのですか。

これも田村代表の本に「挨拶回りが一番大事」と書かれていたから(※)。 実行して、効果を実感しました。

※「選挙直前までの1カ月ですべきこと」:ドブ板選挙についての記述(P193) 「28歳で政治家になる方法」より


-- どういう時に効果を実感されましたか。

町でうわさになった時です。 私の祖母が、通っているスポーツジムで、何人もの人から聞いたんです。 「知ってる?5丁目から若い女の子が(選挙に)出るらしいよ」、「普段から、ボランティア(市民活動)で頑張ってるんだって」、「すごい人気があるよ」。 皆さん、私の祖母とは知らず、町のうわさを教えてくれたそうです。 うわさになったり、ご支持をいただけたりしたのは、挨拶回りなどで「一生懸命」感が伝わったからではないかと思いました。

-- なぜ、挨拶回りで一生懸命感が伝わったと思われますか。

真夏の炎天下、一人で大荷物を抱えて、一軒、一軒、丁寧に挨拶しながら歩いて回ったからです。「若いのに頑張ってはるね」、「えらいねぇ」とよくお声をかけていただきました。直接、言葉を交わすことで、私の人柄や町政への姿勢も感じていただけたと思います。 私が若い女性だったから、けなげな感じも加わったのかもしれません。もし私が男性だったら、それほどうわさされなかったでしょう。

■ 挨拶回りのフォローと、遊説・テーマカラーについての注意点

-- 挨拶回りの後は、電話作戦、公選ハガキ出しでフォローされたとのことでした。

ええ。 挨拶回りで伺った方、約500人の名簿ができました。この名簿を基に、「ひとり電話作戦」を実行しました。 担当者は70代の女性1名。電話作戦のベテランです。選挙運動中に1人当たり3回ずつ電話をかけ、投票を依頼してもらいました。この方は、私の後援会会長でもある、前町議会議員(町議)さんから紹介されました。60代の前町議さんには、私の若さゆえの経験不足を、あれこれ補っていただきました(※)。

(※)「当落を左右する選挙組織論」:高齢者が応援しやすい組織構成がカギ(P122)
「28歳で政治家になる方法」より


公選はがきは母と姉が担当してくれました。 500名の名簿に、自治会の名簿で見つけた方を加え、約800名(※)に公選はがきを出しました。
※町議会議員選挙では、公選はがきを800枚まで出せる

それから遊説では、手抜き感が出ないように注意しました。
選挙カー走行中の連呼を、テープに録音して使う候補者もいます。テープがあれば、疲れませんが、若い候補者の陣営で使っていると、『若いのにラクをしている』ように見える。手抜き感につながらないよう、テープは使わず、「ナマ連呼」で頑張りました。 握手をするときは、その都度手袋を取ってから握手するなど、年齢性別に関わらず、誰にでも丁寧に向き合うよう心掛けました。

-- 政治活動、選挙運動を振り返って、1点だけ反省点を挙げるとすれば何でしょう。

テーマカラー選びです。
テーマカラーは、出身校にちなみ、えんじ色に決定。統一感を出すために、ポスター、政治活動用チラシ、公選はがきなど、主な選挙用品に使いました。ところが、遊説用のTシャツで困りました。遊説部隊の大半は、私と同じ30代。30代には、年齢的にえんじ色のTシャツが似合わないんですよぉ(笑)。結局、全員、黄色のTシャツで揃えました。

女性候補者は私しかいなかったので、テーマカラーではない黄色のTシャツ姿でも、他の候補者と間違われることはありませんでした。身に着けることも考えに入れて、テーマカラーを選ぶべきでした(※)。

※「候補者の分身「選挙用品」を作る際の3つの裏ワザ:デザインのカギは統一感(P136) 「28歳で政治家になる方法」より






















■ 「(若い女性候補者は)頼りない」イメージを払拭する

-- これまで、政治活動・選挙運動について伺ってきました。ここからは、若い女性候補者ならではの2つの課題に対し、どのように取り組まれたかを伺っていきます。
1つめは頼りないイメージの払拭。一般に、若い女性候補者はクリーンで親しみやすいイメージがある一方で、頼りないイメージを持たれがちです。マイナスのイメージを与えないよう、何か工夫をされましたか。


ええ。「若いけれどしっかり者」に見せることを意識しました。
特に、私は見た目や話し方のせいか、「頼りなく見える」とよく言われるので(笑)。

-- 佐々木さんは、実年齢よりお若く見えますし、おっとりした話し方でものやわらかい雰囲気があります。どうやってしっかり者を演出されたのか、具体的にお聞かせください。

まず、ポスターなどに使う写真。
髪形やお化粧で、実際より年上に見えるようにしました。
苦労したのが服装。女性議員のポスターを調べると、多くの方が白や色物のジャケットを着ていらっしゃる。でも、ジャケットを着た女性候補者は、どこか国会議員のようで、いかにも政治家という感じ。「市民派」を掲げている私としては、政治家っぽく見えるのは抵抗感がある。
悩んだ挙句、白が基調のストライプのシャツを選びました。シャツなら、程よくカジュアルなので親しみやすさを与えつつ、しっかり感も出せると考えたので。

「しっかり感」を出したポスター用写真(左)
普段の佐々木さん(右)

それから、プロフィールと活動実績。
子育ての傍ら大学入学・卒業、PTA役員を務めたこと。現在、市民団体の南大阪代表であることや市民団体での活動実績などを、政治活動用チラシ、名刺、公選はがき、公報などに掲載しました。

最後に、演説のスピードと内容。
ゆっくりしたスピードと分かりやすい内容を心掛けました。
演説は滑らかに話せるようになるまで、仲間にチェックしてもらいながら、何度も練習しました。

■ 選挙・家事・育児の両立

-- それでは次に、若い女性候補者が主婦、母親である場合のもう一つの課題、選挙と家事や育児との両立について伺います。
佐々木さんは、小学5年生、4年生の子どもを持つお母さん。どうやって両立されたのでしょう。


政治活動中は、夫と家事や育児を分担。選挙運動中は、参加している市民団体の仲間が炊事を担当してくれたので、夫と私は協力して掃除、洗濯、子どもたちの世話に当たりました。
夫は普段から家事を手伝ってくれてました。出馬にも賛成していたので、家庭のことは進んで引き受けてくれました。

-- 子どもさんたちは、お母さんの出馬をどのように受けとめていましたか。

小学4年生の息子は、「シュツバ」ってどういうことか、まだよく分からない。小学5年生の娘はちょうど思春期。「ママのポスターが町に張られるのが恥ずかしい」と言ってましたが、特に反対したり、嫌がったりすることはありませんでした。

-- 後援会事務所は自宅に置かれたのですか。

いいえ。一軒家を借りました。事務所は人の出入りが激しいので、自宅に置いて、生活に影響が出るのを避けたかったんです。事務所は人目に付く場所に置きたい、大勢の人が集まれるだけの広さも必要と考えましたし。

-- お母さんが政治活動、選挙運動で忙しい時、子どもさんの様子はいかがでしたか。

挨拶回りなどの政治活動は、子どもの下校時間に合わせて終了し、帰宅するようにしていました。塾の講師だった頃より、私が家にいる時間が増えたので、子どもたちは喜んでいました。
選挙運動中は、市民団体の仲間が子連れで我が家にやって来て、サポートしてくれました。
子どもたち同士で仲が良いんです。毎日一緒に遊んだり、ご飯を食べたり、お風呂に入ったり…大はしゃぎでしたね。

-- 佐々木さんの当選で、ご家族の生活に変化はありましたか。

いいえ。何も変わりません。
最初、娘は「(ママが議員になったら)私の生活はどうなっちゃうの!」と心配していましたが、いつもの毎日が戻ってきて今は落ち着いています。

-- 選挙と家庭生活のバランスをうまく取られたようですね。ご経験を踏まえ、出馬を考えている若いママに、母親業と選挙を両立させるアドバイスをお願いいたします。

「子どもの幸せ第一」に考え、行動すれば、両立できると思います。
わが子に辛い思いをさせないよう、子どもの様子や置かれている状況、周囲からのサポートの可能性などを見て、出馬に最適なタイミングを計り、選挙の計画を立ててください。
また、ママ候補者は、男性候補者と比べ選挙に使える時間が少ないもの。限られた時間で最大の効果を上げる方法を、よく考る必要があります。

■ 選挙用品店はこうして選んだ

-- 若い女性候補者ならではの課題に続き、今度は全ての候補者に共通の課題、選挙用品作りについてお尋ねします。選挙用品業者はどのようにして選びましたか。

選挙用品ドットコム代表 田村亮著:
「28歳で政治家になる方法」

詳しくはコチラ>>
選挙用品のネットショップを何社か見つけ、ホームページを見比べて選びました。
選挙用品ドットコムの田村代表の本は、事前に読んでいました。この本は、選挙準備から本番まで役に立ってくれました。選挙用品ドットコムのホームページ全体の印象、掲載されていた田村代表のプロフィールや写真(※)からも、一番誠実に対応してくれそうだと感じ、お願いすることにしました。
(※田村代表プロフィール(「アドバイザー紹介」)は「会社概要」ページの中程に掲載>>)

-- 地元の業者はチェックされましたか。

いいえ。ネットショップの方が、多くのショップの中から、より良いところを見つけられますから。
実は、選挙用のたすきは、営業に来た地元業者さんにお願いしたんです。安かったので。ところが、他の候補者の方も、全く同じデザインのたすきを使っていたんですね(笑)。やめておけばよかったと、後悔しました。

■ 政治活動用チラシ〜読む気にさせたデザインの決め手

-- 選挙用品ドットコムを利用されてみた感想をお聞かせください。

デザイン力に優れていますね。

-- なぜ、デザイン力が優れていると思われますか。

多くの有権者の方が、政治活動用チラシを読んで下さっていたからです。有権者の方と話していて気づきました。
チラシが、読みやすく、主張や個性が分かりやすくデザインされていたから、読んでいただけたのだと思います。
選挙用品のデザインは、全て選挙用品ドットコムにお任せでした。
私は、選挙用品ドットコムに、電話やメールでアピールポイントや要望などを伝え、文字原稿を用意しただけです。

-- デザインのどういう点が、チラシを読みやすく、主張や個性を分かりやすくしたとお考えですか。

程よい余白のあるレイアウトで、読みやすくなっていました。
また、イラストで、主張や個性をうまく表現できていました。

ピンクのふわっとしたハートマークや子どものシルエットのイラストは、キャッチコピー「子どもの未来をまもりたい」や母親という私の個性を表したもの。豚の貯金箱のイラストは、主婦のイメージ。
イラストが、私の主張やママ候補者であることを分かりやすく訴え、強く印象付けてくれました。
チラシのしっかりした紙質も、手に取ってみる気にさせたと思います。

多くの有権者が読んでくれたという「政治活動用チラシ」


他の候補者の方のチラシは、余白が多すぎてデザインのバランスが崩れていたり、ペラペラの紙質だったり。見比べると、デザイン力の差は明らかでした。

■ 選挙用品はスピード対応で時間節約、選挙プロのアドバイスでミス防止

-- 選挙用品ドットコムの対応スピードはいかがですか。

めちゃくちゃ早い(笑)!
早い時は、問い合わせから1時間〜2時間以内にご連絡をくださいました。ほとんど即日対応でしたが、まれに翌日になる場合は、事前に「ご連絡は翌日になります」と伝えてくれるので、安心でした。
ママ候補者は選挙に使える時間が少ない。もし、対応が遅い業者さんだったら、限られた時間の中で次の行動に移れず、困っていたかもしれません。

-- 選挙用品ドットコムから、選挙についてアドバイスなどはありましたか。

はい。
選挙用品ドットコムのアドバイスで、ポスター掲示責任者を変更したり、公報作成の注意事項を確認したりなどしました(※)。おかげで、間違いを防げたので助かりました。
チラシやポスターに使う写真は、選挙用品ドットコムにすべて送って選んでもらいました。
最初は、仲間といっしょに写真を選ぼうとしたのですが、選挙用写真を選ぶ基準が分からなくて、迷うばかりだったので。プロにお任せしていたため、選挙用品作りについては安心していられました。

※ポスター掲示責任者は候補者以外の人に任せる!:万一、選挙期間中にトラブルがあった場合、候補者が対応していては、選挙運動がストップしてしまうため
※公報作成の注意事項の確認:公報は、サイズや表記などローカルルールがあるので、作成に取り掛かる前に注意事項を要チェック


■ 最大の勝因は…

-- 佐々木さんは、挨拶回りなどを通じ、若い女性候補者として、町でうわさになるほどになりました。そこから当選にいたった最大の勝因は、どこにあったとお考えですか。

市民団体の仲間といっしょに楽しく戦ったことです。
選挙戦最終日の夜、仲間と「最後のお願い」のために住宅街を歩いて回りました。後日、私たちの最後のお願いを見かけた何人もの方から「楽しそうに回っていたね」、「勢いがあった。絶対当選すると思った」と言われました。
選挙後、仲間もみんな、「選挙は楽しかった!」と言ってくれました。
私の陣営は、仲間の一人一人が「力を合わせて選挙戦を支える」意識を持っていたので、勢いがあったし、楽しそうに活動できたんです。有権者の方は、陣営のそういう様子に可能性を感じて、投票してくださったのではないかと思います。

■ 今後の抱負

-- それでは最後に、佐々木さんの今後の抱負をお聞かせください。

町の人に喜ばれるよう活動していきます。
例えば、中学校の制服。子どもはすぐ成長してしまうのに、入学時にオーダーメイドで制服を買うのは、無駄が多いと思いませんか?もっと家計の負担を減らせる方法があるはず。今後は、母親目線、子ども目線で、問題を見つけて取り組んでいきます。

-- 本日は、お忙しい中、貴重なお話しをありがとうございました。

【編集後記】
「生まれ変わったら、また、ママになりたい」。
佐々木さんのブログに書かれていました。
ご家族を大事にされている佐々木さんだからこそ、子どもに関わる問題を敏感にキャッチし、真剣に取り組める。「オーダーメイド制服の無駄」に気づけたのも、佐々木さんならではないでしょうか。生活面の細かな改善は、より良い河南町につながります。ご家族との時間を大切にしながら、ママ議員ならではの視点で、これまで以上に暮らしやすい河南町をつくっていただきたいと思います。



※ 取材日時 2012年11月